１０代という若い年齢で薄毛や抜け毛の悩みを抱えた場合、「まだ若いから大丈夫だろう」「気のせいかもしれない」と、なかなか病院に行く決心がつかないかもしれません。しかし、若年性脱毛症は進行性のケースもあり、早期発見・早期治療が非常に重要です。ここでは、１０代の方が病院（皮膚科やAGA専門クリニック）を受診すべきサインについて解説します。1. 抜け毛の量が明らかに増えた：シャンプー時やドライヤー使用時、朝起きた時の枕などに、以前と比べて明らかに多くの髪の毛が付着している場合は要注意です。特に、細くて短い、弱々しい毛が多く抜けるようになったら、AGA（男性型脱毛症）の初期症状である可能性があります。2. 髪の毛が細く、ハリやコシがなくなった：以前よりも髪の毛一本一本が細くなり、全体的にボリュームがダウンしたように感じたり、髪にハリやコシがなくなり、ペタッとしやすくなったりした場合も、薄毛のサインかもしれません。3. 生え際（特にM字部分）が後退してきた：鏡で見たときに、額の生え際、特に左右の剃り込み部分（M字部分）が以前よりも後退しているように感じる場合は、AGAが進行している可能性があります。4. 頭頂部（つむじ周辺）の地肌が透けて見える：自分では気づきにくい部分ですが、合わせ鏡で確認したり、家族や友人に指摘されたりして、頭頂部の髪が薄くなり、地肌が透けて見えるようになってきた場合も、AGAの典型的な症状の一つです。5. フケやかゆみ、赤みなどの頭皮トラブルが続く：頭皮環境の悪化も薄毛の原因となることがあります。フケやかゆみ、赤みといった症状が長期間続く場合は、脂漏性皮膚炎などの可能性も考えられ、専門医の診断が必要です。6. 急に円形に髪が抜けた：円形脱毛症は、年齢に関わらず発症する可能性があり、自然に治ることもありますが、症状が広範囲に及んだり、再発を繰り返したりする場合は、専門的な治療が必要となります。これらのサインが一つでも当てはまる場合や、ご自身で「もしかして…」と不安を感じている場合は、できるだけ早く専門医に相談することをおすすめします。医師は、あなたの状態を正確に診断し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。早期の対応が、将来の髪を守るための最も大切な一歩です。