長年同じ髪型を続けていたり、昔の感覚のままスタイリングしていたりすると、知らず知らずのうちに「時代遅れ」なヘアスタイルになってしまっていることがあります。５０代の男性が、若々しく現代的な印象を保つためには、時々自分の髪型を見直すことも大切です。ここでは、５０代メンズが陥りやすい時代遅れに見えるヘアスタイルと、そこから脱却するためのヒントをご紹介します。まず、よく見られるのが「サイドをきっちり固めた七三分け」です。ポマードやグリースでテカテカに固められた、動きのない七三分けは、昭和のビジネスマンのような、やや古風な印象を与えがちです。脱却法としては、スタイリング剤を軽いワックスやムースに変え、手櫛でラフに流すようにセットしたり、分け目を少しずらしたり、あるいはトップに少し動きを出したりすると、現代的な雰囲気になります。次に、「襟足だけが長いスタイル」です。一昔前に流行したウルフカットや、ジャンボ尾崎さんのようなスタイルを彷彿とさせる、襟足だけが不自然に長い髪型は、現在のトレンドとはかけ離れており、古臭い印象を与えます。脱却法はシンプルで、襟足をすっきりと短くカットすることです。これだけで全体のバランスが整い、清潔感も格段にアップします。また、「重すぎるマッシュルームカット風」のスタイルも、場合によっては時代遅れに見えることがあります。全体的に丸みを帯びて重たい印象のスタイルは、野暮ったく見えたり、顔が大きく見えたりすることも。脱却法としては、トップにレイヤーを入れて軽さを出したり、サイドをツーブロックにしてすっきりさせたりすると、現代的なマッシュスタイルになります。「過度なパーマ」も注意が必要です。細かいロッドで巻いたパンチパーマ風や、ボリュームを出しすぎたソバージュ風のパーマは、今の時代には少し浮いてしまう可能性があります。脱却法としては、パーマをかけるなら、自然なボリュームや毛流れを作る程度のニュアンスパーマにとどめるのが良いでしょう。時代遅れに見えるかどうかは、その時代のトレンドや雰囲気によっても変わってきます。大切なのは、今の自分に似合っているか、そして清潔感があるかという視点です。もし、自分の髪型に少しでも古さを感じたら、信頼できる美容師に相談し、今の自分に似合う、アップデートされたスタイルを提案してもらうのが一番の近道です。