私が冬の薄毛に本気で向き合おうと決めたのは、去年の十二月に鏡を見た際、明らかに分け目が以前より広がっていることに気づいたのがきっかけでした。もともと冷え性で、冬になると手足が氷のように冷たくなる体質でしたが、まさかその冷えが頭皮にまで影響を与え、髪を奪っていくとは思いもしませんでした。最初は季節の変わり目だから一時的なものだろうと楽観視していましたが、一月に入っても抜け毛は減るどころか増える一方で、朝起きた時の枕元の惨状に毎日心を痛めていました。そこで私は、この冬の間に薄毛を「治す」ための集中プログラムを自分なりに構築し、三ヶ月間徹底して守り抜くことにしたのです。まず最初に取り組んだのは、頭皮の「防寒」と「保湿」でした。外出時は必ず保温性の高い帽子を着用して頭皮を冷気から守り、室内では加湿器をフル稼働させて湿度が四十パーセントを下回らないように細心の注意を払いました。さらに、それまで使っていた安価なシャンプーを、頭皮への刺激が少ないアミノ酸系の保湿タイプに変更し、洗髪後には必ず頭皮用の保湿エッセンスを使ってマッサージを行うことを習慣にしました。驚いたのは、こうした外部ケアを始めて二週間ほどで、頭皮のつっぱり感が消え、髪に自然なツヤが戻ってきたことです。しかし、本当の勝負は内側からの体質改善でした。毎朝一杯の白湯を飲み、夕食には必ず味噌汁やスープなどの温かい汁物を摂るようにし、運動不足解消のために毎日二十分のウォーキングを日課にしました。歩くことで全身のポンプ機能が高まり、頭皮までじんわりと温かくなるのを実感しました。二月を過ぎる頃には、冷え性が改善されるとともに、抜け毛の量が劇的に減り、毛根がしっかりとした太い毛が生えてくるようになりました。三月、春の訪れとともに私の髪も以前のボリュームを取り戻し、むしろ冬前よりも健やかな状態になっていました。この体験を通して学んだのは、冬の薄毛は決して不治の悩みではなく、自分の体質を理解し、愛情を持ってケアを続ければ、冬こそが髪を再生させる絶好の機会になるということです。
冷え性と向き合い冬の抜け毛を克服した私の三ヶ月間